2014年4月、県の事業として鳴り物入りでスタートした楠隼中学・高校ですが、入試倍率は散々な結果になっています。
中学校の方は減少はあるものの一定の倍率を保っていますが、高校は散々な結果です。
しかし、合格実績を出しているのも確か。
特に平成29年度の東大2名は突出すべき結果です。この年の東大合格率では鶴丸高校を上回っていますし、彼らは高校から入ってきた生徒です。
さらに、通っている生徒から聞いた情報によりますと中学第1期生の成績がとても良いらしく、高3の11月の模試の平均偏差値が64だったそうです。67で九州大学レベルですのでこれは相当高いと言って良いのではないでしょうか。
今回は実際に楠隼に通う生徒から聞いた話を元に、楠隼中学・高校がおすすめな理由を上げていきます。
1.寮が綺麗
一人一部屋。学習室完備。メディア室もある。そして学校も徒歩1分。最高すぎます。
*実際に撮影してきた写真
中学生で一人暮らしができるとかう羨ましい。僕も学生だったら住みたいと思いました。中高6年間を通して寝食を共にすることで、きっとかけがえのない友達ができることでしょう。
2.周りの目を気にせずに好きなことに打ち込める
はっきり言って、オタクが多数派です。アニメオタク、ロボットオタク、戦闘機オタク、アイドルオタク、個性があふれています。
部活動も実績を出していて、中学校のロボット部・宇宙部などは九州大会、全国大会に出場しています。
このように好きを追求できるのも男子校の特権ではないでしょうか。思春期の男子は、女子がいるとなかなか好きなものを好きとは言えないものです。それに、オタクは世界では好きを極めている人として尊敬されます。仮に子供が楠隼に入り、その道を進んでいったとしても、勉強も頑張っていますので好きなことをやらしてあげようという暖かい心で見守っていきましょう。
3.イベントが盛り上がる
イベント盛り上がります。楽しそうでした。以下楠隼高校HPからの引用です。
6月22日(土)に第3回文化祭が盛大に行われました。今年のテーマは「新時代~令和に僕らの彩りを~」でした。
多くの保護者の方々にご観覧いただき,大盛り上がりでした。
約2週間の準備期間を経て,各クラスが団結し,アイデアを出し合った結果,素敵な発表・作品に仕上がっていました。
以下は各発表・展示の様子です。
ステージ発表
展示発表
自由観覧(バザー・バンド演奏・モデルロケット打ち上げ)
観覧・休憩の様子
生徒一人一人のオリジナルな色が文化祭に彩りを与え,楠隼が一つにまとまった素敵な文化祭となりました。
勉強だけでなく、イベントも本気でやる。羨ましい!!
4.切磋琢磨できる仲間がいる
これが一番だと思います。一生物の仲間ができるというのはかけがえのない財産です。友達はとても大事です。大学や社会人になって全国各地に散らばっても、中高6年間寝食を共にした仲間との絆はなくならないでしょう。
5.いい先生が集まっている
鹿児島県立楠隼中学校・楠隼高等学校は,鹿児島県の創る初めての併設型中高一貫教育校で,公立の中高一貫校としては全国初の全寮制男子校です。中高を通じて鹿児島を存分に体験する活動,世界を見通すリーダーを育成するための課題研究等を展開し,6年間(または3年間)を通じて学力向上を図りながら,未来に繋がる「知」「徳」「体」を備えた全人教育を目指します。
とHPの校長挨拶に書いてあるように、楠隼はそんなリーダーを育成するための県内屈指の先生を集めています。
通っている生徒も色々な先生がいて面白いと言っていましたよ。
6.逆に親子の会話は増える
たまにしか会えないので、長期休みの時は家族で旅行に行ったりするそうです。これが普通の中学高校だと、平日の夜は部活や塾、土日は部活とそんなにまとまって一緒に過ごす時間を取ることができないと思います。特に高校男子は親と話すなんてあまりしたくない時期です。たまに会うから親とも話して上げなきゃなという風に思うそうです(笑)
7.魅力的な大人に会える機会多い
「トップリーダー教室」という会社の社長さんの話を聞けたり、「宇宙学」でJAXAの人の話を聞けたり、「海外大学研修」でシンガポール大学などの優秀な学生と触れ合えたりと、魅力的な大人に会える機会に恵まれています。僕は、人は人との出会いで創られていくと考えています。こんなにたくさんの魅力的な大人と出会うことができれば、人生が大きく動き出しそうな気がします。
8.学費が安い
そして、最後に、学費が安いです。安すぎます。
全寮制で食事代など全て込みで、中学生は年間69万6千円、高校生は年間87万4千8百円です。
これがどれくらいお得なのか、同じ鹿児島にあるラサール高校と比べてみましょう。
ラサールは全寮制だと中学生165万5千9百6十円、高校生は年間163万3千8百円です。
中学生だとラサールの学費は楠隼の約2.4倍になります。
一生物の友ができ、成績も上がり、価格もお手頃。こんなにコスパの良い学校が定員割れしてしまうなんてどうかしてるぜ!と言いたくなりますね。
とは言っても、合う・合わないはあると思います。話を聞いた学生の友達も2人辞めたと言っていました。
その学生自身は、楠隼での生活は肌にあっているみたいで、鶴丸とかに移れたとしても絶対にいきたくないと言っていました。
その学生の母親にも話を聞いたところ
「本当は中学から離れるのは寂しくて嫌だった」
と言っていました。しかし、転勤などの都合と本人の行きたいという意志があったのでいくことにしたというそうです。僕が思うにですが、彼が楠隼で充実した日々を遅れているのは、たくさんの愛情をかけて育てもらったからではないかと思います。なにかあったらいつでも辞めて帰ってきていいからねとも言っているそうです。
合うか合わないかは正直入ってみないとわかりません。しかし、別に合わなくてもいいのではないでしょうか。
僕は、学校で学ぶことは以下の3つだと考えています。
1つ目は「コミュニケーション力」です。色々な考えがある人がいて、そういう人たちと時には協力しながら、時にはぶつかりながらでこそ学べます。そうやってこそ人を信頼し、人から信頼できる人間になれるのです。
2つ目は「勉強のやり方」です。勉強とは生きることです。人生一生勉強です。人生を謳歌するためには自分なりの勉強のやり方を身につける必要があります。
3つ目は「理不尽さ」です。これが別に合わなくてもいいといいう発言の理由です。社会とは理不尽なものです。自分では正しいと思っていることが正しくなかったり、時には人を傷つけてしまうことがあります。その逆もあります。社会は学校の延長線上にあります。その社会に出る前に学校で理不尽さを学ぶ必要があります。学校に合わなかったとしたらじゃあどうするかを考えて行動することによって学べることがきっとあると思います。
最後に、実際に体育祭や文化祭などに行って自分の目で確かめることをおすすめします。ネットの噂はあくまで噂で、事実は中にいる人しかわかりません。少し遠いですが、行く価値はありますよ。ちなみに僕は今の所自分の息子を楠隼に入れたいと考えています!
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